PJCS2018 予選使用構築記事(オオタチパ)
記事の閲覧ありがとうございます。
ギングと申します。Twitter(@ging_6031)
オオタチを入れたパーティをJCS2018で使用し、PJCS予選では62位だった構築です。
※構築記事書くのは初めてなので読みにくい文章はご了承下さい。
【構築経緯】
私が一番好きなポケモンであるオオタチを使って強者に勝つことができないか考え始め、ダブルでなんとか活躍できる見込みができた為、構築を本気で考え出したことがきっかけです。
おみとおしの仕様が変わった6世代初期からオオタチを使った構築を模索し始め現在に至ります。因みにオオタチマリルリは最初に考えた並びで2018年現在も使っており、かれこれ5年使用しています。
元々はシングル寄りだったこともあり、エースを決めて全抜きをするプレイスタイルが得意な為、ダブルのパーティでもそのスタイルを用いたパーティ運用が多くなり今回のパーティもその流れを汲んだものとなっております。
【個別解説】
※努力値は左からH-A-B-C-D-Sの順で表記しています。
オオタチ@フィラのみ
性格:しんちょう
特性:おみとおし
実数値:191-96-98-X-104-110
努力値:244-0-108-0-156-0
H-B
メガガルーラ補正有りA252すてみタックル親できのみ込み耐え(親ダメ70.6%〜83.2%)
メガガルーラ補正有りA252恩返しorやつあたり耐え(親子ダメ73.7%〜87.8%)
メガボーマンダ補正無しA252すてみタックル低乱1(85.3%〜101%)
カミツルギ補正無しA252せいなるつるぎ低乱1(84.8%〜100.5%)
サイコフィールド下メガメタグロス補正無しA252しねんのずつき乱1(92.6%〜108.9%)
H-D
エレキフィールド下補正無しカプ・コケコのメガネ10まんボルト確定耐え(83.7%〜99.4%)
サイコフィールド下補正有りカプ・テテフのサイコキネシス確定耐え(76.9%〜91%)
メガリザードンY晴れ下補正有りC252ねっぷうダブルダメージ確定耐え(70.6%〜83.2%)
補正有りC252カプ・レヒレのミズZ(だくりゅう)確定耐え(80.1%〜94.7%)
補正有りC252めいそう1積みカプ・レヒレのムーンフォース確定耐え(64.9%〜76.9%)
補正無しC252サンダーのデンキZ(10まんボルト)乱数1発 (88.4%〜104.1%)
逆に耐久値が低いことで割とフィラのみを発動させやすくきあいのタスキと比べて3撃以上耐えられることが多かったです。
道具を確認して戦術を読み、マリルリやメガボーマンダが積み終えるまで場に程よいぐらい居座らせて隣をサポートすることと、暗示・シェアパの妨害が主な役割です。
このゆびとまれを使うことが主ですが、いかりのまえばやはたきおとすを如何に通すことも鍵になる場合があるので、相手の考えを読み切ることが重要になってきます。その為、オオタチを使う上で相手のしたい行動を読み切らないとこの子を使うのは難しいかと思います。自らのダブルの腕を試されるポケモンと言えます。
■オオタチの採用理由(愛以外で一応あります)
このゆび系でマリルリと組ませるに当たり、オオタチはかなり相性いいんです。よく採用されるモロバレルやドーブル、他に電気の吸えるパチリスやS操作できるトゲキッス等がいますがオオタチの理由は下記です。
①道具(特にこだわり系、とつげきチョッキ)が分かること
②弱点が少なく弱点が被らないこと
③耐久調整すれば全体技1撃で落とされにくいこと
④ハチマキだいばくはつによる崩しを防止
道具が分かることで安定して積め、マリルリの攻撃方向が決めやすく、相手もそれを見越した行動せざる負えなくなります。これによりこちらから読み行動しやすくなりマリルリを暴れさせることができます。
マリルリ@オボンのみ
性格:いじっぱり
特性:ちからもち
実数値:204-112-101-X-103-71
努力値:228-252-4-0-20-4
技:じゃれつく アクアジェット はらだいこ まもる
H:はらだいこ後オボンの実で回復するように偶数
太鼓型のマリルリして、このパーティのエースその1です。ポリゴン2のダウンロードCアップで負けたことがあったためD>Bにしてダウンロード対策をしています。基本的にオオタチを横に置き、太鼓を叩いて全抜きを狙います。オオタチと相性(と見栄え)的に良かった為に採用。アクアジェットがある関係でトリルにも強く出れるのは評価する点です。辛い草タイプはオオタチが倒れた後でメガボーマンダを出すことでけん制、サイコフィールド下ならカプ・コケコを出してアクアジェットを通すように立ち回ります。
■はらだいこアクジェで1撃倒せないポケモン(相性不利なポケモン以外)
①晴れ下の霊獣ランドロス(いかくで攻撃5段階になった状態)
②晴れ下のカプ・コケコ
④耐久振りのサンダー
⑤メガガルーラ(ほぼ倒せないと思っておいた方がよい)
マリルリを使う上で知っておくべきことです。倒すには他のポケモンのサポートが必要です。
カプ・コケコ@デンキZ
性格:おくびょう
特性:エレキメイカー
実数値:146-X-105-147-95-200
努力値:4-0-0-252-0-252
技:10まんボルト マジカルシャイン まもる エレキネット※
※PJCS予選時はめざめるパワー氷
主に最後のゴリ押しやフィールド変えや催眠対策するときに選出します。初めはチョッキなしの霊獣ランドやメガマンダをめざめるパワー氷で確1にする為にいのちのたまを持たせてましたが、耐久振りも増えて安定性が減った為、デンキZに変更しました。最近はめざめるパワー氷自体使用しなくなり、エレキネット・ボルトチェンジ・ちょうはつで相当悩み、他のポケモンのことを考慮してエレキネットに変更。エレキネットはPJCS2018でも活躍してくれました。サンダー、メガボーマンダ、メガメタグロスがいるパーティでは構成によっては先発で出し、けん制することもあります。
性格:ひかえめ
特性:いかく
実数値:187-148-111-149-102-140
努力値:180-0-4-84-12-228
技:だいちのちから ヘドロばくだん めざめるパワー氷 がんせきふうじ
C
S
最速スカーフカプ・ブルル抜き
残り耐久(リザデマルのねこだまし+ねっぷうを意識した配分)
特殊型ランドロス。物理型と迷いましたが、運用してカプ・コケコと一緒に出したい場面が多く、カプ・ブルルに打点ほしかったのもあり特殊型で採用。おいかぜされた後も耐えて打点を与えたい場面も多かったのでHSベースにし、H4振りカプ・コケコをだいちのちからで確一できるぐらいの火力程度にしています。
JCS2018前に一番悩み、先発カプ・コケコの流しを主に役割としており薄すぎる為、この枠はもっと別のポケモンが良かったんじゃないかとまで思っていました。JCS2018では役割すら果たせず負けに直行した場面もあったのでこの枠は少し考えものです。PJCS2018予選では現在の型でなく、性格おくびょうで耐久を更に振ってました(めいそうレヒレの濁流耐えぐらい)。火力がなさ過ぎて負け直結したこともあった為、現在の型に変更しました。
性格:いじっぱり
特性:ビーストブースト
実数値:181-168-123-115-124-102
努力値:68-252-0-4-20-164
技:ヘビーボンバー ばかぢから いわなだれ じだんだ
S
S実数値101ガオガエン抜き
対フェアリーおよび奇襲枠として採用。通称馬鹿力カグヤ。最初はしんちょうHDエレキシード持ちで採用していましたが選出しずらさや汎用性が悪すぎる為、型を大幅に変更し、現在の型にしました。ダウンロード対策の為にD>Bにし、オオタチでいかりのまえばを使い、減った体力のポケモンを倒して攻撃アップを狙い全抜きを目指すようにしています。
因みにC4振りしていますが、努力値が余っただけで意味はありません。
特殊型や両刀型も考えましたが、対策したいフェアリー(主にカプ系)およびラッキーを迅速に処理したく物理型にしました。
Sを実数値100越えにしておりほとんどのガオガエンを抜きたくてここまでS振りしています。しかし電気技を耐える耐久がほしかったのでとつげきチョッキを持たせて特殊耐久も確保しました。
環境に多くいるガオガエンに相性上不利ですが、ばかぢからを採用することでオオタチのいかりのまえばと合わせていかく込みでも乱1にすることが可能。倒しきれれば下がったAは回復できるのでPJCS予選では多用した技です。ダブルでは物理でカグヤを倒そうとするポケモンが少ないのでばかぢからによるBダウンの影響は少ない印象でした。
■ばかぢからの採用メリット
①ガオガエン、ポリゴン2、カビゴンをいかりのまえば込みで倒せる打点が持てる
②ラッキーてんねん化後に打ち放題
性格:ようき
特性:いかく
実数値(メガ前):171-187-100-117-100-167
実数値(メガ後):171-197-150-126-110-189
努力値:4-252-0-0-0-252
メガ枠にして抜きエースその2。対雨パ・対草(主にモロバレル、カプ・ブルル、カミツルギ、ルンパッパ)。雨パには必ず選出し、1竜舞することで雨下のメガラグ、キングドラ、ルンパッパを抜いて確1にし、おいかぜ下のペリッパーを抜いて確1にできます。汎用性が高くあらゆるパーティに選出しました。
【パーティの基本選出と動かし方】
相手のパーティを見て、エース(マリルリorメガマンダ)を決めます。そしてオオタチ+エースポケモンを出し、このゆびとまれ+積み技で能力アップさせ、全抜きを狙います。
しかし大抵相手側をこれを読んで妨害する行動をしてくるので両まもるから入ったり裏の選出したポケモンによっては交換やオオタチのはたきおとす・いかりのまえばが必要な場合があります。
選出例①:
後発カプ・コケコ+ボーマンダ
恐らく一番多い選出。マリルリをエースとして、マリルリで倒しきれないポケモンはカプ・コケコとメガボーマンダで残りを倒します。
選出例②:
先発カプ・コケコ+テッカグヤ
相手のメタグロス+サンダー時に多い選出。デンキZでのけん制をしつつ、機を見てオオタチに下げ、オオタチ+テッカグヤで倒すのを試みます。
【パーティの総評】
やることが分かりやすく、読まれやすいことが多いです。また得意なパーティと苦手なパーティが分かれ、ツボラキのようなパーティには確実に勝てるが、プテラジュモクのようなパーティには滅法弱いです。電気の通りがよいことが悪く、カプ・コケコやデンジュモクは特にきついです。しかし前述にもあるように強いパーティには滅法強くオオタチマリルリまたはオオタチメガマンダだけで壊滅に追い込むことも少なくなく、積みパの強み弱みが出たパーティといえます。
【最後に】
オオタチの使い方は他にもあると思いますので、私もまだまだ研究が足りないと思いますのでこれからも研究を進めていきたいと思っています。
最後まで読んで下さり、ありがとうございました!